地域ケア会議のファシリテーションを上手く出来るには?これでOK
地域ケア会議のファシリテーション。
地域ケア会議を開催する事が決まった後に司会者が憂鬱になるのがこのファシリテーション。
僕が地域ケア会議のセミナーをするとよくある質問の1つに
「ファシリテーション(司会進行)を上手に出来ません。」
という内容がある。
正直な所、下準備を全くせずに、アセスメントシートだけ作った状態で、参加者を呼び集めて、その場のノリや雰囲気だけで進めていくのなら、僕でも不安で「明日なんてこなけりゃいいのに・・・」と弱気になると思う。
そんな僕でも自信を持って、地域ケア会議を楽しくファシリテーションできるのには理由がある。
具体的に僕が行なっていることは、地域ケア会議セットNextでも言及しているが、所内のでも会議を行なった後、地域ケア会議開催までの間に、脳内シュミレーションを行なっているからだ。
当日までに脳内シュミレーションを5回くらいしていれば、当日にどんな想定外な事が起きても動じないようになる。
脳内シュミレーションをすればするほど「こういう質問が来るんじゃないか?」とか「ココで議論が割れるな」など見立てができる。
そして、その見立てを文字に起こして「解決策」を赤字でメモする。
そして、その解決策を取り入れてバージョンアップした脳内シュミレーションを行なう。
それを繰り返す。
×5回。
それだけやっておけば、想定の範囲内の面積を増やして行く事ができるので当日に動じることはほぼなくなると断言できる。
ちなみに言うと、脳内シュミレーションは回数を重ねれば重ねるほど早く頭の中で流れが進行する。
時間で言えば、1回目は20分、2回目は15分、3回目は10分、4回目以降は5分くらいが目安かと思う。
以上の点を踏まえて、不安におののく夜を越えて、自信を持って地域ケア会議に挑んで頂けたらと思う。