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介護福祉士ピンチ…養成校入学、定員の5割切るヤフーニュースを見た感想

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 朝起きると共にスマホをチェックする。
昨日寝た後に入ったメールのチェックと今日のニュース確認。
 
珍しいことに、ヤフーニュースに介護福祉士のキーワードが。
 
タイトルは「介護福祉士ピンチ…養成校入学、定員の5割切る」
このニュースは僕に何を伝えたいのか考えてみた。
 
端的にニュースの要点をまとめてみると以下の通りだ。
介護福祉士を養成する全国の大学や専門学校が
2016年度、定員に対する入学者の割合が約46%だった」
 
つまり、この国の介護を支えるプロである介護福祉士
卵の数が軒並み減少しているという事だ。
 
この理由は、若者の減少もあるが介護という現場で働く
ことに対するネガティブイメージが蔓延していることだと思う。
 
給料は安い。というが本当に安いのだろうか?
 
ここに厚生労働省の資料がある。

f:id:houkatu:20170130123545p:plain

 
この資料を見ると、産業計の平均年齢が42歳、月の現金給与額が32.4万円に対し、社会保険社会福祉介護事業は40.7歳で月に23.84万円。約9万円低い。
 
スキルアップしてケアマネジャーになったとしても平均は役25.9万円程度。
 
本当に安い。だがこの介護福祉士という仕事はなくてはならない仕事だ。
 
だから処遇改善加算など介護福祉士を優遇する為の
予算も下りており、僕が介護士として働いていたころ
よりも若干は収入も増えてきていると僕は思う。
 
そして、お金だけを見て介護の仕事を
続けることはできないと思う。
 
日本人は仕事に人間の成長を求める気質がある。
それは、お金のためではなく、人としての成長度合いに
やりがいや生きがいを感じるという部分だ
 
僕は介護の仕事をすることで、他の仕事をした場合と
比較して人間の深い闇の部分と、このよにはもうない
と思っていた素晴らしい光の存在が
まだあることを体験できた。
 
そして、いまだに僕が人間として全うなレールの
上を歩いて行けるのも、介護の仕事を経験したからだと思う。
 
 
しかし、生活に背に腹は代えられないために
介護福祉士の人材はこれからも減り続ける
であろう事が予測される。
 
そう。介護福祉士は少なくなり続けるのだ。
 
要支援者の生活支援サービスが住民主体
による助け合い活動に移行していく理由は、
お金だけではなく介護福祉士の人材減に
あることはこれで明白になった訳だ。
 
このように暗い未来予測が立っている中、
必要なのは住民主体による助け合い活動の推進と、
介護が必要な方、特に要介護3以上の重介護者に
介護福祉士が介護を行うという仕組みを推進
しなければいけない時代となった。
 
僕らはこの暗い社会を生きていけるのだろうか。
 
しかし、この現状を「行政がなにもしてくれない」
国がきちんとした方向性を示してくれない」
 
と言って何もしないことは逃げることと同じだと考える。
 
僕の子供が成人する16年後、このままだと今よりも
情勢はもっと悪くなっていることは誰の目にも明らかだ。
 
お父さんたちの世代が何もしてくれなかったから
私たちの世代の希望が無くなった」
 
そういわれると返す言葉がない。
 
だから僕は住民主体の助け合い活動を体系化し
再現性の高い教育システムを作っている。
 
毎日コツコツと。僕は作り続ける。
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