介護福祉士ピンチ…養成校入学、定員の5割切るヤフーニュースを見た感想
朝起きると共にスマホをチェックする。
昨日寝た後に入ったメールのチェックと今日のニュース確認。
珍しいことに、ヤフーニュースに介護福祉士のキーワードが。
タイトルは「介護福祉士ピンチ…養成校入学、定員の5割切る」
端的にニュースの要点をまとめてみると以下の通りだ。
「介護福祉士を養成する全国の大学や専門学校が
2016年度、 定員に対する入学者の割合が約46%だった」
つまり、 この国の介護を支えるプロである介護福祉士の
卵の数が軒並み減少 しているという事だ。
この理由は、 若者の減少もあるが介護という現場で働く
ことに対するネガティブ イメージが蔓延していることだと思う。
給料は安い。というが本当に安いのだろうか?
ここに厚生労働省の資料がある。
スキルアップしてケアマネジャーになったとしても平均は役25. 9万円程度。
本当に安い。 だがこの介護福祉士という仕事はなくてはならない仕事だ。
だから処遇改善加算など介護福祉士を優遇する為の
予算も下りてお り、 僕が介護士として働いていたころ
よりも若干は収入も増えてきてい ると僕は思う。
そして、 お金だけを見て介護の仕事を
続けることはできないと思う。
日本人は仕事に人間の成長を求める気質がある。
それは、 お金のためではなく、 人としての成長度合いに
やりがいや生きがいを感じるという部分だ 。
僕は介護の仕事をすることで、 他の仕事をした場合と
比較して人間の深い闇の部分と、 このよにはもうない
と思っていた素晴らしい光の存在が
まだあるこ とを体験できた。
そして、 いまだに僕が人間として全うなレールの
上を歩いて行けるのも、 介護の仕事を経験したからだと思う。
しかし、 生活に背に腹は代えられないために
介護福祉士の人材はこれからも 減り続ける
であろう事が予測される。
そう。介護福祉士は少なくなり続けるのだ。
要支援者の生活支援サービスが住民主体
による助け合い活動に移行 していく理由は、
あることはこれで明白にな った訳だ。
このように暗い未来予測が立っている中、
介護福祉士が介護を行うという仕組 みを推進
しなければいけない時代となった。
僕らはこの暗い社会を生きていけるのだろうか。
しかし、この現状を「行政がなにもしてくれない」
「 国がきちんとした方向性を示してくれない」
僕の子供が成人する16年後、 このままだと今よりも
情勢はもっと悪くなっていることは誰の目に も明らかだ。
「 お父さんたちの世代が何もしてくれなかったから
私たちの世代の希 望が無くなった」
そういわれると返す言葉がない。
だから僕は住民主体の助け合い活動を体系化し
再現性の高い教育シ ステムを作っている。
毎日コツコツと。僕は作り続ける。