熱いハート、そんな心があれば女の子は誰だってプリキュアになれるのよ
僕には4歳になる娘がいる。
彼女は3歳になってからアンパンマンを卒業した。それを感じたときはGEOに行った時のことだ。「好きなDVD選んでいいよ」と僕が彼女にいつものように選択するという行為を促した時の事。
彼女はおもむろにプリキュアを指さし「これがいい」と言った。
僕は彼女がアンパンマンから一段階段を上っていることを感じた。
それから、彼女はプリキュアシリーズで、悪と戦うことを学んでいる。正直なところ、正義の為に戦うという構図には否定気味なのだがそれはそれでしょうがない。彼女には大切なものを守るためには戦わなければならないという一つの心理を学んでいるのだ。
僕も彼女がプリキュアを見ていると同時にプリキュアを見る時がある。そして、幼児向け、しかも女子をターゲットにしたものを僕は正直下にみていた。「子供だましか」
そんな子供だましと決めつけていたプリキュアにハッとさせられる言葉がテレビから流れ、それは鋭利な刃のように胸に刺さる言葉がたまにある。
子供だましの内容に、その言葉が胸に刺さるとは。。。
その中の言葉の一つに
「熱いハート、そんな心があれば女の子は誰だってプリキュアになれるのよ」
という言葉があった。
映画のスペシャル版で、プリキュアではない映画だけに出てくる新キャラが、プリキュアオールスターズが敵に打ちのめされて「もうだめか」という時にプリキュアに覚醒し、形成を大逆転した。
その時に、上記の言葉で人間の可能性を語ったのだ。
ふー。この文章を書いてて自分の陳腐さに呆れてしまうのだが、こんな単純なありきたりな、いわゆるセオリー通りの内容が心を打つことがある。それって真理だからか?
いやいや、僕が言いたかったのは、これを地域福祉に置き換えてみる、ということだ。
「熱いハート、そんな心があれば私たちは誰だって未来の支え手になれるのよ」
うん。まさしくその通りだ。
熱いハート。気持ちがあれば、前向きな社会の担い手になれる。
ふふ。プリキュアを見ながら、また地域福祉のことを考えている。さて、娘の未来の為に、今日は地域住民のハートをグツグツと煮立てる方法を構築しよう。
子供でもわかることなのに、大人になるとわからなくなることってありますね。ハイ。