僕は昔ながらの助け合い社会を知らない
高齢者の支え手が減っている。
そんなのは皆さん知っていますよね?
2015年は65歳以上の高齢者1人を現役世代である
18~64歳の人口2.1人で支えていると言われています。
え、そんなことはわかっている?
まあまあ、そういわずに聞いてくださいよ。
では、そんなに支え手不足の社会を理解しているあなたは今後どうすればいいのか知っていますか?
国が何かしてくれる?お金が天から降ってくる?
どこからともなく若い支え手が応援に来てくれる?
そんな事起こるはずないですよね。
だからこそ、多様な支え手(メインは元気な高齢者世代)
が要支援レベルの高齢者の生活援助や居場所作りをして
介護保険の給付を抑制していこう!という流れになっているんです。
そこで、よく言われるのが
「昔ながらの助け合い社会を取り戻そう!」
という事ですね。
「私の子供の頃は隣の人におしょうゆを分けてもらっていた」
「ご飯の余り物などがあったらおすそ分けをしていた」
という話を聞きます。
そういう地域の絆ができれば、これから先の助け合い活動の創出が出来る可能性が高いと思うし、それ以外に道は残されていないことは火を見るよりも明らかです。
そこで、僕は現在36歳。
生まれた頃から核家族化が進展し、昔ながらの助け合い社会というものを正直な所、体験したことがない。
あるとすれば、回覧板を隣のおばちゃんに届けに行くくらい。あと、子ども会で年に2回くらい交流するくらい。
そんな僕が、昔ながらの助け合い活動を推進している。
正直な所、そんな桃源郷のような体験したことがない助け合い社会を再現させるべく学び、実践している。
今年に入って、依頼を受けて協議体の立ち上げと生活支援サポーター養成講座の内容を取り入れた養成講座を今年の1月から開催しています。
全7回の養成講座ですが、メンバーが自主的に活動をしたい!
という声が出てきて、本当に嬉しくなりました。
参加者から「私が若い頃は子供を背負いながら、地域のみんなと助け合い活動の為に話し合って活動をしていたものだ!懐かしい!」
という言葉を聞いたとき、奇跡が実現するかもしれない。
そう感じました。
但し、見える地域像や今あるサービス、無いサービス利用者及びボランティアの名簿やルールブックについては支援者側で書式を提供する必要があります。
地域住民に火が付いたのなら、消える前に形作る必要があります。
その為には、書式の土台を提案し、その土台を地域の実情によってカスタマイズさせることが、ロケットスタートを切る方法となります。
支援者側は、それくらいの労力を惜しんではいけないと思います。
え、その書式はどこで手に入れることが出来るんですか?
私自身色々と探しましたが、そこの実践的なテンプレートというものが無いのが現状ですね。
こういう具体的なものこそ、皆さん欲しいと思うのですが。。。
ぜひ、厚生労働省の方が見ていたら、成功事例だけではなく、実践的なテンプレートも
一般公開していただけますと幸いです。
私は持っているのでどうしてもという方はご相談ください。