生活支援コーディネーターが目指す地域像を明確にする方法
生活支援コーディネーターが配置され、地域づくりが進んでいる所と、進んでいない所が両極端になっているようですね。
そもそも、始まったばかりの事業なので最初から順調に行っている所の方が少ないのが現状だと思います。
いろんな方と情報交換して気づいたのですが、一番最初に行うことを推奨されているのが「目指す地域像」を明確にすることだと言われています。
では、どうすれば目指す地域像は明確になるのか?
そのヒントはさわやか福祉財団さんが定期発行されている「さあ、言おう!」のバックナンバー見れば、ほぼ理解することができます。
よし、これで頑張りましょう!
というと、丸投げになるので簡単にまとめてみると、ワークショップを行います。
もちろん、参加者は協議体(もしくは協議体になることが望まれる方)メンバーです。
そこで、今あるサービス、今ないサービス、今後必要なサービスの意見を出し合います。
その後、自分たちが目指す地域像はどういうものなのか意見を出し合ってもらい、ファシリテーターが意見を統合し、目指す地域像をまとめて、参加者の合意形成を行います。
ね、これでOKです。
あと、想定されるのが、参加者が多い場合、グループ分けをすると思います。
その時に、グループから出た意見や目指す地域像が違ってきたりしますよね。
参加者が多ければ多いほど、範囲が広ければ広いほどグループで意見が変わってきます。
その時には、各グループから出た意見の中で多く出た意見を主にして目指す地域像をまとめていきます。
そうすると、目指す地域像に反映されなかった意見が出てきます。その時は、意見が反映されなかった参加者たちに話を行い、合意形成していく形になります。
また、目指す地域像は一度決めたら変更できないことは無いじゃないですか?
実際に地域づくりを行っていくと、最初に見えていなかった地域課題が見えるようになります。
そうなれば、定期的に目指す地域像を見直す時期を設けて、見直せばいいだけです。
なので、難しく考えすぎずにまずは最初の目指す地域像を明確にして、一歩ずつバージョンアップさせていきましょう!
あと、何度も目指す地域像を見出すための会議を行うのは参加者が疲弊し不満を持たれる場合があります。
実は生活支援体制整備事業以外に地域づくりや町づくりの会議が色々と開催されているので「こんな会議は前にやっていて、何度も同じような会議をするんじゃない!」と参加者が激怒することになりかねません。
以上の点に気を付けて、目指す地域像を見える化して頂ければと思います。