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めんたいこ工場の派遣労働で学んだこと

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 コンビニにある明太子を見ると今でも

手先の温度感覚がなくなります。

 

そして、あの時代には戻りたくない・・・

と今のビジネスを頑張ろう!と奮い立つ

気持ちになります。

 

という訳で、私が最初の就職先を辞めて

1年くらい法律関係の国家資格へ独学で

チャレンジしながら、派遣労働者として

過ごしていた時のことを話そうかと思います。 

【10年前に働いた派遣先のめんたいこ工場】

 本当、今働いている方が見たら

申し訳ないですが、その頃の私が

登録していた派遣会社からくるのは

 

「正社員がやりたがらない底辺の仕事」

そのものだったんです。

 

めんたいこ工場に行くと、パキパキに

凍っためんたいこを薄手のビニール手袋

で発泡スチロールから取り出すことから

始まります。

 

もう、手先の感覚が動いているのかどうか

わからなくなるくらい冷たいんですが、

回りは誰も文句言わないので、私も

黙って凍傷になりかけながら取り出します。

 

「ふー。やっと終わったか・・・」

 

そう思った矢先、「次は並べるぞ!」の号令。

 

その取り出しためんたいこを網の上に

一つずつ触れないように並べる作業になります。

 

おお、凍傷地獄パート2の始まり。

 

そこで、何段も指先の神経が

「もう、これ以上は耐えられません!隊長!」

というSOSを出してきますが、当然のごとく無視。

 

やっと鬼隊長の固い決意により任務を終えたと

思ったら・・・

 

「次は、焼いためんたいこを振り分ける!」

と班長からの指示。

 

寒いより熱さを欲しがった私は

「俺は熱さには強いんだ!ラッキー!」

と思い、熱さにワクワクしながら作業を開始。

 

「あづ!!あぢい!」

 

5分後には音を上げるくらい

熱々の焼かれた明太子が、鉄の網に焦げ目をつけながら

機会から生まれてきます。

(ここでめんたいこは、焼き明太子様になります)

 

そんな彼らを、アツアツの網からゴム手袋を被った手で

新たな発泡スチロールに入れる作業が数時間・・・。

 

完全に燃え尽きましたね。

 

ですが、そこで終わらないのが仕事。

 

網目に鉄のブラシでしか落とせないほど

まとわりついた明太子の焦げた残骸を

洗い続けた後、作業場の清掃。

 

翌日からも、派遣会社からは

「まためんたいこ工場お願いしますよ!」

と連絡がしょっちゅう来ます。

 

「すんません!急遽代役が必要なんで頼みます!」

なんて、週に3回以上はザラです。

 

このとき、手に職をつけないといけないな

と強く感じました。

 

※ちなみに、派遣会社があまりにかわいそう

なので、8回くらいめんたいこ工場で働きました。 

【めんたいこ工場で学んだこと】

  めんたいこ工場以外にもパン工場

引越し、かまぼこ工場や配送会社の仕分け

など、本当に単純作業ですが業務内容が

過酷な仕事を経験させていただきました。

 

そこで私は、明太子を見るたびに

手先が凍ったり焼け焦げになりそうな

記憶が浮かんだり、

 

市販の食パンを見るたびに、

製造していただいている皆様

ありがとうございます。

 

という感謝の気持ちを持てるように

なりました。

 

 

そして、自分が本当にしたいことは

きつくても長続きするという事が理解

できました。

 

そう考えると、汚い・きつい・危険の

3Kの代名詞の介護業界でやりがいを感じながら

仕事を続ける事ができたという事も納得が

できます。

 

もし、介護業界で仕事を続けるかどうか

悩んでいる方がいたら、今回の私の

経験が何かしらヒントになればと思います。

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